先日、ピアノ調律.netに登録していただいている調律師、Sさんとお会いしました。
喫茶店で、4時間ほどお話し、その後ファミレスに移動しさらに3時間。。。
計、7時間の熱いトーク。
Sさんわざわざ遠いところからお越しくださった上、
長時間おつきあいくださり、ほんとうにありがとうございました。
それにしても、この若手調律師、Sさんには驚かされました!
どんなことでも吸収してやろうという、食らいつくような意欲が半端じゃありません。
なんと、この方、昨年は一日も仕事を休まなかったそうなんです。
わたしもけっこうがんばってやってきたつもりですが、
さすがにこの方にはかなわないとおもいました・・・
それくらい、意欲と前向きな気持ちをおもちの方です。
また、過去には、単身海外へ渡り、ピアノ調律のお仕事を何年もされてきたそうです。
帰国後は、さらに日本で技術に磨きをかけているとのこと。
そんなとてもつないエネルギーをもった方ですが、
お話していて、いちばんすごいとおもったことがあります。
自分の強みと足らないところを、しっかり認識されていること。
”海外の経験をとおしてみにつけた整音については、誰にも負けないという自負がある。
でも、客観的に見て、その他の技術をさらに磨きあげる必要がある。”
このように、ご自分を認識されています。
どんな人間であれ、技術者であれ、大なり小なり欠点といえるものがあります。
得意、不得意があります。
そこがまずしっかり自分で認識できるか。認識したあとは、ぱっちり目を見開いてそれを素直に受けいれられるかどうか。ここがあんがい、優れたピアノ調律師として成長していけるかどうかの分かれ道になっているのではないかという気がします。
なにも技術職に限ったことではありませんが、その試練と心の葛藤を乗り越える過程をとおして、自分の理想とする高みへのぼっていけるんだとおもいます。
しかし、自分の欠点を素直に認めようとせず、それをごまかしながら仕事をしている方も、現実には多いのではないでしょうか。
それが常態化しますと、その方の成長がとまってしまいます。
何事も、すべて中途半端になってしまいます。
自分をごまかさず素直に客観視する、自分の感性を素直にしておくという態度は、いつもわたしが気をつけたいとおもっていることでもあります。
妙なプライドをもったりするのがわたしの悪いクセで、いつも自戒しております・・・
そういった素直な感性が、仕事力はもちろん、時代を読む力、チャンスをつかむ力をつけさせてくれます。
その感性力は、あたかも音楽で言う通奏低音のようにずっと鳴り響き、仕事や人生に影響を及ぼします。
Sさんは自分への自信にあふれ、さらにそれを深めつつも、自分自身をごまかさない厳しいまなざしも持っている。
この両極をもっていることが、人間としてもプロの仕事人としても信頼でき、とてもすばらしいとおもったんです。
もう1つつけ加えるならば、いままでのピアノ調律業界という狭い世界と枠にとらわれず、広く未知の世界を知りたいという好奇心もお持ちでした。今のピアノ調律業界の閉塞した状況をうちやぶって未来を切り開くには、この考え方はとても大切だとおもいます。そうでないと、わたしたちユーザーから見て魅力的な世界が展開されてきませんので。。。
Sさんとのお話の中で、これから実現したい夢の話もでて、かなり盛り上がっておりました。
そして、ピアノ調律業界のみならず、ピアノ文化全体を盛り上げていこうねということで、解散。今後、いろいろお打ち合わせをしていくことになりそうです。といいますか、すで2人で考えた企画も進行中。楽しみです。
わたしのほうからも、ウェブ、マーケティング、経営や販売戦略の話、メディアの活用法など、なにかお手伝いができることがあれば、全力でさせていただくつもりです。
5年後、10年後のご活躍が鮮やかにイメージできる、そんな調律師さんだとおもいました。
ピアノ調律.net
http://www.piano-t.net/